毎日、仕事よりも人間関係で疲れてる気がする…
職場の空気を読みすぎてクタクタ
社会人になると、仕事内容以上に「人間関係のストレス」に悩む人が一気に増えます。
実は、私自身もそのひとりでした。
社会人2年目、職場での人間関係に悩みすぎて、出勤前に胃が痛くなる日々。でも、少しずつ考え方と行動を変えていったことで、ストレスを減らし、気持ちをラクに保つ方法が見えてきました。
この記事では、「会社の人間関係がしんどいときの考え方と対処法」を、私自身の実体験をもとにまとめています。
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職場の人間関係がつらいときに試してほしい3つの対処法
職場での人間関係に悩むと、「自分が悪いのかな?」とか「もう我慢するしかないのかな…」と感じてしまうこと、ありますよね。
私自身も、毎日気を遣いすぎて心がすり減っていた時期がありました。でも、いくつかの考え方や習慣を取り入れることで、少しずつ気持ちがラクになったのを覚えています。
ここでは、そんな私の経験から「これは本当にやってよかった」と思えた対処法を3つご紹介します。
全員に好かれようとしない
社会人になると、「協調性が大事」ってよく言われます。もちろん、チームで働くうえで最低限の礼儀や気遣いは必要です。
でもそれは、「全員に好かれろ」という意味ではありません。
私も社会人になりたての頃は、上司にも先輩にも同僚にも、誰からも嫌われないようにと必死でいい顔をしていました。
- 興味のない雑談にも無理に笑顔で合わせる
- 飲み会に誘われたら断れず、疲れて帰る
- 相手の顔色ばかりうかがって、言いたいことが言えない
今思えば、「嫌われないようにすること」自体が目的になっていたと思います。
でもある時「職場で全員と仲良くなる必要ってある?」と考え始めました。
そこからは考え方を切り替えて、「信頼できる人が2〜3人いれば、それで十分」と考えを改めたと思います。
その結果、無理に空気を読んだり、誰にでも愛想よく振る舞ったりすることが減り、心の負担が一気に軽くなりました。
全員に好かれる必要なんてありません。
むしろ、無理に好かれようとすることの方が、自分をすり減らしてしまいます。
「嫌われてもいい人には、嫌われてもいい」そう割り切ることが、職場のストレスを減らす第一歩になるかもしれません。
距離感を意識的にコントロールする
人間関係がしんどくなるときって、たいてい「相手と距離感が近づきすぎている」ときです。
気づかないうちに相手の機嫌に振り回されたり、会話のひと言ひと言に神経を使ってしまったりしているのです。
- 昼休みは毎回誰かと一緒にご飯を食べる
- 終業後の誘いを断れず、なんとなく飲みに行く
- ちょっとした雑談にさえも気を張ってしまう
私もかつて、上記のような毎日を送っていて、正直ぜんぜん休めていませんでした。
でも、「あえて一人になる時間」を作ることを心がけるようになったら、少しずつ心の余裕が戻ってきました。
- 昼休みは一人で外に出て、好きなカフェでのんびり食事をする
- 終業後の誘いには「今日は予定があるので」と丁寧に断る
- 仕事中も必要以上の雑談は控えて、自分のペースを保つ
こうした小さな行動を積み重ねることで、気づけば職場でのストレスがかなり軽減されていました。
「みんなと仲良くしなきゃ」「断ったら悪く思われるかも」と思いすぎる必要はありません。意外と周囲は気にしていないし、自分を守るための距離の取り方は、自分で決めても大丈夫です。
人間関係に疲れているときこそ、「一人になる時間」を意識して作ってみてください。それだけで、気持ちがずっとラクになるはずです。
「職場がすべてじゃない」と知る
職場の人間関係がうまくいかないと、「自分がダメなんじゃないか…」「社会人として失格かもしれない…」と、自分を責めてしまうことってありますよね。
私自身もそうでした。社会人2年目のとき、毎日胃が痛くなるほど人間関係に悩んでいて、
「このままじゃ仕事を続けられない」と思い詰めていた時期があります。
でも、職場の人たちは、自分の人生のすべてじゃない。
そのことに気づいたとき、心に大きな余裕が生まれました。
たとえ今の職場でうまくいかなくても、それはあなたの価値とは関係ありません。ましてや、あなたの人生そのものを否定するような出来事でもないです。
仕事が終わったあとや休日に、自分の好きなことに取り組んだり、副業や趣味を通じて新しい人と出会ったりすることで、「こんなに話が合う人がいるんだ」「自分って、ここでは自然に笑えるな」そんな経験が、職場以外にも居場所を広げてくれます。
私自身、副業や勉強をきっかけに職場以外の人間関係が増え、視野がグッと広がりました。そのおかげで、「あの職場だけがすべてだ」と思い込んでいた頃よりも、気持ちがラクになりました。
辛い環境にいると、その世界がすべてに思えてしまいますが、ほんの少し外に目を向けるだけで、見える景色はまったく変わります。
人間関係に悩んでいた私が変われたきっかけ
当時の私は、職場の人間関係にずっと悩まされていました。誰かの機嫌に振り回されたり、言葉を選びすぎて本音が言えなかったり。
仕事そのものよりも「人と関わること」がしんどくて、心がどんどん疲れていくのを感じていました。
「もっと強くならなきゃ」と思っても、現実は変わらない。我慢を重ねる日々のなかで、「このままで本当にいいのかな…」と何度も自分に問いかけていました。
そんな中、ある一冊の本との出会いと、副業という新しい挑戦が、少しずつ私の考え方と行動を変えるきっかけになっていきました。
ここでは、人間関係に悩んでいた私がどのようにしてその悩みを乗り越えていったのか、そして気持ちを立て直すことができた“きっかけ”についてお話ししたいと思います。
嫌われる勇気で知った「課題の分離」という考え方
私が人間関係に悩んでいた頃、何冊も本を読み漁っていた中で、特に心に刺さったのが「嫌われる勇気」という一冊でした。
その本の中で紹介されている「課題の分離」という考え方が、私の中で大きな転機になりました。
簡単に言うと、
「それは誰の課題なのか?」をはっきり分けて考えるということ。
たとえば、「相手にどう思われるか」「相手が自分を嫌ってるんじゃないか」
このような悩みは全部相手の課題なります。
自分がどれだけ頑張っても、どれだけ気を遣っても、最終的にその人がどう感じるか、どう行動するかは、自分にはコントロールできません。
それなのに、「嫌われたくない」「嫌な顔をされたらどうしよう」と気を張り続けていたのは、本来コントロールできないものを、自分の課題として抱え込んでしまっていたからです。
この考え方に触れてから、私は少しずつ人間関係との向き合い方を変えていきました。
「これは自分の課題じゃない」そう思えるだけで、心がふっと軽くなる瞬間が増えたと思います。
もちろん、すぐに完璧に割り切れるわけではありません。でも、「全部自分が悪い」と抱え込まずにいられるようになっただけでも、職場でのストレスが大きく減った実感があります。
「嫌われる勇気」は、人間関係に疲れてしまったすべての社会人に、一度は読んでほしい一冊ですね!

自分のために使う時間が心の逃げ道になった
当時、職場の人間関係に悩んでいた私は、家に帰っても気持ちが落ち着かず、休みの日もどこかずっと心が張り詰めたままでした。
そんなときに始めたのが、副業の勉強やブログの執筆です。最初は「お金を稼ぎたい」というよりも、ただ自分のために何かしたいという気持ちが強かったのを覚えています。
朝少しだけ早く起きて、カフェでパソコンを開いてみる。夜、仕事が終わったあとに、静かな部屋で本を1ページ読む。副業の準備で見たYouTubeや、学んだことをノートに書き出してみる。
それだけのことなのに、「この時間だけは、自分の心が少し自由になれる」と感じました。
職場では空気を読みすぎて疲れていたけど、自分のために時間を使っているときは、誰にも気を遣わずにいられる。それが自分にとって、心を回復させる大事な時間になっていたと思います。
気づけば、少しずつですが前向きな気持ちが戻ってきて、「自分にはもっと可能性があるかもしれない」って思えるようになっていました。
人間関係はコントロールできないことが多いけれど、自分の時間は、自分の意志でつくることができる。
それに気づいてから、私は自分の時間を大切にするようになりました。
人間関係で心が持たない時は「転職」をしても良い
人間関係の悩みは、本当に根深いものです。
毎日のように顔を合わせる相手との関係がうまくいかないと、どれだけ仕事内容が好きでも、職場に行くのがつらくなってしまいます。
「あと少しだけ頑張ろう」「自分が我慢すればいい」そうやって耐え続けた結果、心も体も限界を迎えてしまう人も少なくありません。
でも、心が壊れてしまう前に環境を変えることは、逃げではなく立派な選択です。
「もう無理かも」と感じるほど消耗しているなら、転職という選択肢を持つことは、自分を守るための行動です。
もちろん、どんな職場にも人間関係の難しさはあります。でも、自分と合う環境を選び直すことができるのは、社会人の強みでもあります。
私は転職を通して、「どんな人と、どんな距離感で働きたいか」「自分が安心して力を発揮できる環境とは何か」そんな視点で職場を見つめ直すことができました。
限界まで我慢するのではなく、「この場所じゃないかもしれない」と気づけた時点で、次に進む準備をしてもいいと思います。
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まとめ
人間関係で悩んでいると、つい「相手を変えたい」「もっと分かってほしい」と思ってしまいます。
でも、残念ながら他人の感情や言動を完璧にコントロールすることはできません。
だからこそ、苦しいときこそ意識したいのは、「自分が変えられるもの=コントロールできるもの」に目を向けることです。
人間関係は、自分の力ではどうにもできないことが多いと思います。だからこそ、自分の意思で変えられるものに意識を向けて、心の軸を守っていくことが大切です。