転職活動をしていると、「これって自分だけ?」と思うようなモヤモヤに直面すること、ありませんか?
私自身、20代で短期離職を含め4回の転職活動を経験しました。直近でも4回目の転職活動を終えたばかりで、改めて転職活動は本当に大変だと実感しています。
でもその過程で、モヤモヤした経験から学べることもたくさんありました。この記事では、実際に私が転職活動で感じた「モヤモヤ」と、その時どう向き合ったのかをまとめています。
これから転職を考えている方や、まさに活動中の方にとって、少しでも気持ちが楽になったり、前に進むヒントになれば嬉しいです。
ちなみに、このテーマについてはYouTubeでもお話ししているので、よかったら動画も覗いてみてください!
転職活動で感じた3つのモヤモヤ
転職活動には、人それぞれの悩みや課題がありますが、振り返ってみると同じようなポイントでつまずいたり、違和感を覚える場面が多いと感じます。
私も直近の転職活動で、いくつか「これは毎回のように出てくるな」と思うモヤモヤがありました。
ここではその中でも特に印象に残った3つをピックアップしてお伝えします。
書類や面接で落ちまくるしんどさ
転職活動で最初にぶつかる壁のひとつが「選考に落ち続けること」です。世の中的には「人手不足」のはずなのに、いざ応募してみると書類選考で落ちたり、面接で不合格になったりする。そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。
私自身も、4回の転職活動の中で何度も落ちました。特に短期離職や転職回数が多いと、ある程度落ちるのは覚悟していたのですが、それでも不合格の通知を受け取るたびに心が揺れます。
準備をして臨んだ面接で手応えがあったつもりでも、「お見送り」と言われると、自分を否定されたような気持ちになってしまいがちです。
ただ、落ちたからといって自分の価値が下がるわけではありません。企業にはそれぞれの事情や採用基準があり、合否は単に「相性」の問題であることも多いです。
むしろ、「今回は縁がなかっただけ」と割り切り、次に進む視点を持つことが大切だと感じました。
でもある時から、「これは企業との相性の問題だ」と割り切るようにしたかな!
落ちた=自分を否定されたわけじゃなくて、ただその会社とはご縁がなかっただけ。
そう考えたら、自然と前を向けるようになったよ!
上から目線の面接官に出会ったとき
転職活動をしていると、ときどき「なんでそんな態度を取るの?」と思うような面接官に出会うことがあります。
私自身、これまでの転職活動の中で、あからさまに上から目線で話してくる面接官に何度か遭遇しました。
たとえば、初対面でいきなりタメ口で「なんでそんなに転職してるの?」と聞かれたり、スキルや経験を小馬鹿にするような言い方をされたり。応募者として真剣に臨んでいるのに、対等な社会人としてのリスペクトが感じられない態度に、正直モヤモヤしました。
ただ、今振り返ると、こういう面接官に出会えたこと自体が一つの判断材料になっていたと思います。面接は企業が応募者を見極める場であると同時に、応募者が企業を見極める場でもあります。
そのため、もし面接官の態度に違和感を覚えたら、「この会社に入ったらきっと同じ空気感の中で働くことになる」と冷静に判断することができます。
面接官は企業の顔で、その人の態度や言葉は、その会社の文化や雰囲気を映す鏡のようなものです。だからこそ、不快な思いをしたときは「落とされたら残念」ではなく、「こちらからお断りできてよかった」と思うくらいの気持ちで切り替えることが大切だと感じました。
求人票と実態が全然違うギャップ
転職活動でよくあるのが、「求人票に書いてあること」と「実際の働き方」に大きなギャップがあるケースです。
私自身も、求人票を見て「リモートOK」「フルフレックス」と書いてあったから応募したのに、面接で詳しく話を聞いてみると全然違った、という経験をしました。
たとえば「リモートOK」と記載されていても、実際には「小さな子どもがいる社員に限り週2回まで」といった条件付きだったり、ほとんどの社員が出社している会社もあります。
「フルフレックス」と書かれていても、実際には制度があるだけで誰も使っていない、結局は朝9時に全員出社している、といった実態もありました。
求人票は、求職者にとって最初の期待を作る情報源です。そのため、書かれている内容と実際の働き方に差があると、一気に信頼を失う結果につながってしまいます。たとえ内定が出ても「話が違う」と感じて辞退につながることも少なくありません。
もちろん、企業側も応募を集めるために魅力的な条件を打ち出したい気持ちは理解できます。ですが、実態と大きくかけ離れてしまうと、結果的に採用活動そのものにマイナスを与えてしまいます。
だからこそ、求職者側も求人票だけを鵜呑みにせず、面接や面談でしっかり実態を確認することが大切だと感じました。
求人票と実態が全然違う、よくあるケース
- リモートOK → 実際は「特定の社員のみ」「上長に相談が必要」など条件付き
- フルフレックス → 制度はあるが、実際には誰も使っておらず全員が朝9時出社
- 残業ほぼなし → 実態は「みなし残業込みで毎日2~3時間残業」
- 若手が活躍中 → 実際は離職率が高く、長く続けている社員が少ない
- 風通しの良い職場 → 面接官や社員の態度から、上下関係が強い雰囲気が見える
4回の転職活動で学んだこと
転職活動は毎回しんどいものですが、振り返ってみるとそのたびに新しい気づきや学びがありました。
私自身、短期離職を含めて4回の転職を経験してきて、「これは大事にしたい」と思う考え方が少しずつ見えてきました。
ここでは、その中でも特に印象に残っている学びをお伝えします。
書類や面接で落ちても自分の価値が下がるわけじゃない
転職活動をしていると、書類で落とされたり、面接で不合格になることは珍しくありません。
そのたびに「自分は必要とされていないのかな」と落ち込んでしまうのは自然なことです。私自身も4回の転職活動で、何度も同じ気持ちを味わいました。
でも大切なのは、落ちたからといって 「自分の価値が下がるわけではない」です。企業の採用には、業績や組織の状況、その時に欲しいスキルや経験など、応募者の力とは別の要因がたくさん影響しています。つまり不合格は「あなたがダメだから」ではなく、「今回はその会社と合わなかっただけ」というケースが大半です。
選考で落ちたときは「自分が否定された」と思い込まずに、「次はどんな会社なら自分に合うだろう?」と視点を切り替えることが大切です。
転職活動は、企業に選ばれる場であると同時に、自分が会社を選ぶ場でもあります。
面接官の態度から会社の文化が見えてくる
面接の場に出てくるのは、採用担当者や現場のリーダーなど、会社を代表して外に出てくる人たちです。その人の話し方や態度には、社内の空気感や価値観が自然と表れます。
たとえば、応募者を見下すような発言をする面接官がいる会社は、実際に入社しても上下関係が強く、窮屈な雰囲気である可能性が高いです。逆に、丁寧に話を聞いてくれて誠実に対応してくれる面接官がいる会社は、社員同士の関係性も良好で、働きやすい文化を持っていることが多いと感じます。
つまり、面接は企業に自分を見てもらう場であると同時に、自分が「この会社で働きたいか」を判断するための大事な材料 でもあります。面接官の態度に違和感を覚えたら、それをスルーせずに「この人と一緒に働きたいか?」という視点で考えることが大切です。
求人票の「見せ方」に惑わされない大切さ
転職活動をしていると、求人票に書かれている内容がとても魅力的に見えることがあります。
「リモートOK」「フルフレックス」「残業ほぼなし」などの言葉は、働きやすさを重視している人にとって大きな安心材料ですよね。
ただ実際には、制度があるだけでほとんど使われていなかったり、条件が細かく設定されていたりするケースも少なくありません。求人票は、企業にとって「応募してもらうための入り口」でもあるので、どうしても見せ方が重視されがちなのです。
大切なのは、求人票の言葉をそのまま信じ切るのではなく、面接や面談で実際の運用状況を確認することだと思います。
求人票はあくまで会社の入り口であり、最終的には自分自身で確かめて判断することが、後悔のない転職につながると感じています。
転職活動はご縁の積み重ね
転職活動はどれだけ準備をしても、思い通りに進まないこともあります。選考で落ちてしまったり、面接官に違和感を覚えたり、求人票と実態のギャップにがっかりすることもあります。
でも振り返ってみると、その「うまくいかなかった経験」もすべてが次につながるステップでした。
落ちた会社は「自分と相性が合わなかっただけ」。不快な面接官に出会ったことで「この会社は違う」と気づけたのも、立派な学びです。
そして活動を続けていると、必ず「ここなら頑張れそうだ」と思える会社に出会える瞬間があります。
そのため、転職活動は、ただ内定を取るための競争ではなく、自分と合う会社とのご縁を探すプロセスなのだと思います。
まとめ
今回は、私が4回の転職活動を通して感じた「モヤモヤ」や、そこから得た学びについてお伝えしました。
転職活動は本当に大変です。
書類や面接で落ちることもあれば、上から目線の面接官に出会ったり、求人票と実態のギャップにがっかりすることもあります。時にはメンタルが削られることもあるでしょう。
でも、落ちたからといって自分の価値が下がるわけではありませんし、面接官の態度や求人票の内容から会社の文化を見極めることもできます。そうやって一つひとつ経験を重ねていくうちに、自分に合った会社とのご縁に必ず出会えるはずです。
転職は「選ばれる場所」であると同時に、自分自身が「会社を選ぶ場」でもあります。
だからこそ焦らず、自分にとって納得のいく選択をしてほしいと思います。
このブログが、同じように転職活動に取り組む方の背中を少しでも押すことができたら嬉しいです。
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